Columns

  1. HOME
  2. ブログ
  3. セッション記録
  4. アルファインにてマミフィケーション&五感完全支配

アルファインにてマミフィケーション&五感完全支配

不特定多数の人々に使われる公衆便所。もしくは、私のためだけにある専属便器…。どちらに堕ちるのが幸せか、それは奴隷によって異なるでしょう。けれども、圧倒的に「専属便器」という響きは、公衆便所というお下劣な響きとは確かな違いがある。特定の誰かの便器を目指す者たちにとって、「専属」というたった4文字は、狂おしく甘美な響きで、喉から手を伸ばしてしまうほど、焦がれるほどに欲しい名誉でしょう。しかしながら、現実はそれほど甘くない。どちらに堕ちるかは、それを目指す者たちの態度を見て、所有者が決めるのだから。


奴隷がシャワーから戻ってきた瞬間、石鹸の香りがアルファインの部屋にほのかに満ちた。これから“おっ始まること”を妄想してなのか、私を見た奴隷は“従者”としてのスイッチが入り、朦朧とした目を私へ向ける。そんな奴隷の姿を見ると、私の中に込み上げる感覚がある。それは支配する者としての誇りなのか、それともどこか愛おしい気持ちなのか、自分でも判然としない。ただ、奴隷が目の前にいるだけで、この空間が全て私の思い通りになるという確信だけは鮮明に感じられる。

さて、おっ始めましょうか。
生まれたままの姿の男を見ると、女王としての気合いが自然と入ってしまう。

一方の奴隷はというと、無防備な瞳で部屋の中を見渡し、視線を彷徨わせている。「久しぶりに会ったのだから、ご挨拶でもして頂戴。」二人しかいない静かな空間に、私の声が響く。奴隷の動きが一瞬動きを止まった。彼にとって、私から発される声は、ただの声ではない。命令なのだから。表情が僅かに変わった。私はその様子を観察しながら静かに微笑む。奴隷が心の中で何を考え、どんな感情が渦巻いているのかを想像するのが、私にとってはたまらなく面白い。
それなのに、奴隷が口にするのは「調教よろしくお願いします」といったありきたりでぎこちない言葉。たったこの一言がこの奴隷にとっては精一杯の表現なのでしょう。
そうであれば、私なりの調教をしてしまいましょう。きっとそれがこの奴隷の求めているものだから。

奴隷の両手を拘束し、頭の上へ上げさせる。天井から垂れ下がる鎖で拘束され、完全に両手は固定されてしまった。ゆっくりと部屋を歩き回りながら、私は奴隷の身体を頭のてっぺんからつま先まで視線で撫でるように見ていく。期待に胸を高鳴らせるのか。それとも、私の一挙手一投足に怯えているのか。きっとどちらも、でしょう?両方が混ざり合った心情が、奴隷の表情から読み取れる。


「叩かれたい部位をこちらに向けなさい」鞭を操りながら命令をする。命令される度に小さく戸惑うその様子が、なんともいじらしい。けれど、私の意志に逆らうという選択肢がないことも、奴隷は分かっている。私が鞭をお見舞いするたび、「ありがとうございます」と痛みをグッと堪え感謝の気持ちへと昇華させてゆく。そんなふうに、感覚の自由すら奪われてゆくうち、私からもたらされる刺激は全て快楽へ変わってゆくでしょう。

真っ赤なライトの部屋に、奴隷の声と、私のヒールの音だけが響く。本当に幸せな空間ね。

鞭で奴隷の感覚の自由を奪い、支配されゆく反応を楽しんだ後は、私は部屋の中央に用意した拘束椅子を指差す。「次はそこに座りなさい。」静かに従い、私の支配下に身を委ねる。どこか安心感さえ覚えているのだろう。少し硬い動きで椅子に腰を下ろした。すかさず付属のベルトで奴隷を拘束していく。私に拘束してもらいやすいように、自ら両足を開き、両腕を上げる奴隷。分かりのいいやつだこと!椅子の冷たい感触が奴隷を少し緊張させたのか、背筋がピンと伸びている。

私の手に持っているのは、コントローラー。当然、私の握るコントローラーは、奴隷のまだ開発の足りない穴へと繋がっている。これは、私との視覚的な繋がり。スイッチを入れると、バイブ音が奴隷の下身体から響いてくる。同時に漏れ出す奴隷の声が合わさり、まるで二重奏のよう。すかさず私の“棘”を取り出し、全身をくまなく撫で上げる。大事な部分は避けながら。

一層呼吸を荒あげる奴隷。二重奏の指揮を取るのはこの私。完全に私のリズムに呑まれ、感覚がコントロールされてしまっている。その姿を見ると、思わず愉しさが込み上げ口角が上がってしまう。私にすべてを預ければこんなに良いことが貰えるんだね。お前のために命令してあげているんだよ。奴隷の耳元にそう囁くと、彼はわずかにうなずいた。無言の了承。それだけで十分。私は近くに置いておいたアイマスクを手に取り、奴隷の視界を覆う。大丈夫、私がちゃんと見ているから。視覚を奪っていただいたおかげで、周囲を感じ取る力をより研ぎ澄ませているるよう。全身で刺激を受容するだけ。その姿はまるで、私からもらえる刺激を受け入れるためだけに存在している生き物のように見える。

棘のローラーを私の好き勝手に沿わせて反応を楽しむ。椅子の背もたれに押し付けるように、思い切り身体をのけぞる奴隷。そんな反応をしてもなお、刺激を止めない。すべてを私に委ねなさい。視覚を奪われた奴隷の世界は、私の奏でるヒールの音、声、触れる棘の感覚だけで満たされていく。どこまで私の意のままに反応するのか、それを試しているうち、どこまでも堕ちていける奴隷の可能性に胸が高鳴ってしまう。目隠しの下で、奴隷の瞳は何を見ているんでしょう。

椅子の拘束から解き放たれフラフラをしながら2本足でかろうじて立っている奴隷。
「それじゃあ、“いつもの姿勢”になりなさい。」
低く、けれど冷静な声で命令を出すと、ぎこちなくベットの前まで歩き直立する奴隷。その鈍い動きさえ、私にとっては面白い。いつもの姿勢になれという命令、それはつまり、いつも私から頂ける拘束方法、マミフィケーションを始める合図と同じ。そしてそれは、これから便器として貶められてしまう合図でもある。まるで一本の柱のように硬直した奴隷の姿は、可笑しいほど完璧だった。

奴隷の視線は床を真っ直ぐ見つめている。私をまっすぐ見ることができない不器用な奴隷。けれどその瞳には、不安と期待が入り混じっているのがはっきりと分かった。どうなるか分からない状況に怯える一方で、奴隷の中に湧き上がる好奇心と欲望も隠し切れていない。吐息がまた荒くなっている。こんな不器用で拙い感情表現だけれど、緊張と興奮の気持ちだけは伝わってくる。

私はゆっくりと奴隷の周りを歩きながら、ビニールテープを這わせる。ラミネートフィルムとビニールテープによって二重で覆い隠された肌。徐々に触覚が奪われていく。奴隷の体全体から漂う微かな震えが、私の支配欲を駆り立てる。その震えを止めるように、より強く拘束をしてあげないとね。お前はただ、私の意志に従う存在。「鼻息が荒いわね」と軽くからかうように言うと、奴隷は一瞬だけ息を呑むような仕草を見せた。「そんなふうに反応して良いと、誰が許したの?」低く囁きながら、わざと拘束されゆく身体を撫でる。テープ越しに私の圧を確かに感じたことでしょう。触れるたび、奴隷の身体がまたかすかに震えるのを見逃さない。私の言葉に、呼吸に、そして存在そのものに奴隷がどれほど敏感になっているか私には判る。

「揺れないように踏ん張りなさい。」命令を追加すると、背筋をさらに伸ばす奴隷。滑稽なほど真面目に、同時にどこか愛らしい。私の檻の中に閉じ込めた生き物。この奴隷は、完全に私の手のひらの中で生きるだけの存在と思えたとき、冷静にこの状況を楽しんでしまう。
「どんな気分?」私の拘束に包まれた奴隷は、身動きが取れなくなりながらも、どこか落ち着いた表情をしている。いや、落ち着いているというよりも、自分が今私に完全に支配されているという事実に酔いしれているのかもしれない。膝まで巻き上げた後、ゆっくり抱え込んで、優しくベットに寝かせる。膝下から足先まで、もう一度巻き上げると、私だけの素敵なオブジェが出来上がった。

足の裏まで執拗に巻き上げる。私ってやっぱりしつこい、でもそれが私の良さなのだろう、と思いながら。

物のように梱包された奴隷の上に座ると生暖かい。

イタズラで首を〆てしまったり。

全身に巻き上げられた拘束によって触覚はほぼ奪われてしまっている。加えて前頭マスクのおかげで視覚も聴覚も鈍い。残った嗅覚と味覚。それまでも私が奪ってあげるから!
まずは嗅覚を私の匂いで封じ込める。鼻フックで思い切り開かれた穴に私の足を押し当てる。


お前の一番欲しい部分をイタズラのようにハサミで切り取る。そして、最近仕入れたばかりの新しい道具で、便器として大事な排水口を大きくこじ開け固定する。

これで味覚を奪うためのお膳立てができた。

お前に餌付けするために溜めてきた私の黄金。あんぐりと開けられた排水口にゆっくりと落とされる。突き出した舌の上に落ちた餌。一段と鼻息を荒くし、私の味を確かめている奴隷。わざと排水口の蓋を開けっぱなしにさせ、簡単には飲み込ませない。舌の上で転がして味を記憶させる。

味を楽しんだ後は、開口器を外し、咀嚼をさせる。意外にも落ち着いた様子で、文字通り、私の味を噛み締める奴隷。奴隷の五感の全てが、まさに私の支配下にある。その支配下は、辛く苦しい地獄ではなくて、安心でやすらいでしまう牧歌的な世界なのでしょう。

今日のセッション記録は3回目のマゾでした。マゾのリクエストで黒リップをつけています。それに合わせて黒ネイルと黒ストッキングで完全装備。ストッキングは前日から仕込んでいたのできっと最高の匂いだったでしょう。

普段は鮮やかなリップの色が好きなので、黒は付けないからとても新鮮!リクエストありがとう❤︎

関連記事