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安全な支配下

「星名様、調教をお願いします」
正座をし床に手をつけながら、奴隷が発した台詞。“僕が下です”というポーズをとって謙ることで、とりあえず失礼には当たらないだろう、という思惑が見てとれる。「調教をお願いします」だなんて、何百回と言ってきたであろう台詞のわりには、なんだかぎこちない響き。床に向かって発された、くぐもった台詞なんぞ、私には届かないのだから。

まず顔をあげなさい。ゆっくり顔をあげる奴隷。そして、私と目を合わせなさい。ようやく目があった。上目遣いをし、私を見上げる奴隷。少し見つめただけでぎこちなく逸らしてしまう。なんてウブな奴隷。ひとつひとつ命令を与えないと分からない鈍感っぷり。ああ、だからマゾは良い!ダメなところをたくさん持っているマゾだからこそ、管理が必要。

お前が発したセリフ、調教って、一体なんでしょう?

調教を乞うということは、身体を縮こめ、なんでもないセリフを言うことではない。むしろお腹を見せ、お前の言葉でお願いをするということ。お前は何をされに来たの?私に何をされる想像をしていたの?もちろん私の調教は、お前の想像を超えるでしょう。調教はこれまで知らなかったツボを探してしまう旅。お腹を露わにし続け、迷って彷徨ってきた欲にリードをつけてやり、知らぬ間にドマゾの這いつくばる地の底へと貶めてしまう行為。
流暢に“調教”という言葉と使ったお前には、まだ調教がよくわかっていないのでしょう。このままだと、私の思うままの“調教”をしてしまうのだけれど、その覚悟はついているのかしら?

言葉だけで追い詰め、お前の思考から拘束していく。見下ろされ、私の言葉を浴びる奴隷。

床に正座し、顔をあげ、上目遣いをしないと私と目を合わすことすらできない奴隷。まっさらなお前は、私の命令にひとつずつ従うだけで良い。私の命令に従っていれば悪いようにはならないわ!床にいる心地良さ。ここは安全な支配下、そう思えることでしょう。お前には見えない首輪が巻き付いてしまった。

次に支配してしまうのは、お前の嗅覚。

足を上げてセルフィーを取っているだけじゃないのよ。上げた足の向かう先はもちろん奴隷の顔。目を瞑って、堪能して。この匂いを暗記しなさい。私のいないところでも思い出せるように。

いよいよ拘束具で身体の自由を奪う。言葉と匂いですでに支配されてしまっているお前には、身体の自由を奪っていただくのは堪らなく心地の良いことでしょう。身体の割に短い腕を頭の後ろで組ませ拘束。弱そうなマゾ丸出しの腹が露わになる。せっかくなら、この持て余した腹で、一本鞭の最高の音色を奏でてあげる!向かい合った状態で一本鞭、打たれる瞬間思わず目を閉じてしまう奴隷。“目を瞑らず私と目を合わせなさい”、そう命令してあげないといけない。手がかかる奴隷だこと!面白いと思ったのは、2回目以降はきっちり目を合わせてくれるところ。私はお前のことをどんどん調教していける、そう思えてしまう。一度私が教育して仕舞えば、次回以降は彼にとっての当たり前になる。だから今度はもっと新しい教育がもらえる。それも当たり前になって仕舞えば、さらに次の刺激を求める…。私からの教育を求め続ける。知らぬ間にドマゾへ変貌してしまうわ!

腹ばかり遊んであげていると、後ろのケツが可哀想に思えてくる。ならばケツも構ってあげないとね。指図するときに使う乗馬鞭を思いっきり振り上げ、叩きつける。一瞬のうちに赤く跡が残る。お前には鏡を使わないと見ることのできない傷跡。時間が経てば消えてしまうのが勿体無い。ならば、もう一撃。振り下げた瞬間のヒュッという心地良い響きとほぼ同時に、鋭い刺激が脳を支配する。この一撃で思い出せたはず。

お前は命令に従うために生まれてきた。お前は自分に組み込まれた、“命令に従う本能”を呼びおこしてくれる、なにか鋭い刺激がずっと欲しかったのでしょう。

ベットに寝かしつけ、手足を拘束し、しばしの休憩タイム。先ほどまで構ってあげていた腹の上に今度は座り、お水を飲みながら横目で奴隷を見る。当然のように欲しがる目で私を見ている。しょうがないわ、水やりしてあげましょう。奴隷を見ながらお水を口に含む。お前がもらえるのは、私の口の中を経由したものだけ。ゴクゴクを音を立てながら飲み込んでしまう奴隷。

拘束具の包み込む安心感と、私の与える見えない支配。それから少しの、鋭い刺激。
男の身体には本来不要な乳首を、優しく虐めながら時々爪でつまみ上げる。私にとってはなんてことない手ぐせ。そんなもので息を荒あげ、全身をビクつかせている。すかさず、顔面に座ってしまい、乱れた呼吸を正してあげる。私のリズムで呼吸をしなさい。
時々走る乳首の刺激で命令に歯向かいそうになってしまう。足を震わせ耐える奴隷にわずかな呼吸のチャンスを与える。少し腰を浮かせて呼吸をさせ、すかさずまた座る。言ったでしょう?私のリズムで呼吸をしなさい、と。

今日は初めて下ろした衣装。着脱がしやすくて、涼しい。夏にぴったりで早速お気に入り。

今回は朝イチの早い時間から、シティホテルでのセッションでした。道具の散らかった写真を見て思い出してしまう。私の肛門を舐め続けたあの時間はさぞ幸福だったことでしょう。笑
新しい価値観を植え付けていくって、本当に楽しい。いい朝活だった。
楽しい時間をありがとう。

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